京都への旅 その5 大将軍商店街 妖怪ストリートを歩く
一条通りを歩く
晴明神社に別れを告げて、一条通りを歩きました。
目的は大将軍商店街です。
ここには妖怪ストリートという名前がついていて、各店舗には妖怪が住んでいるというのです。
いったいどんな妖怪がいるんだろう?
わくわくしながら歩きました。
一条通りは京都では由緒正しい大通りのはずです。
しかし、一方通行で自動車は一台しか通れない細さ。
歩く人も少なく、自転車が前からたまに走ってくるだけ。
後ろから車は来るものの。メインストリートにしては静かすぎる大通りでした。
しかし、通り沿いには住宅だけではなく、由緒ありそうな会社もあるのです。
京都らしいデザインの住宅も新築されています。
ちょっと異様に感じる場所もありました。
洋風の建売住宅がぎっしり並んでいるのです。
いったい前は何が建っていたのか疑問でした。
マンションの隅っこや住宅の角地に、古いお地蔵様や大日如来様が祭ってあるのは、いかにも京都らしい風情もありました。
ずんずん歩いて行くと、北野へ入ります。
北野天満宮の近くです。
その昔、市電が走っていた場所には記念の碑がありました。
古くからある商店街も軒を並べています。
そしてやっと、妖怪ストリートの旗が見えてきました。
約30分ほど歩いたかもしれません。
一条通りが大将軍商店街となり、妖怪ストリートに名前を変えた場所に入ったのです。
やれやれ…。
そう、やれやれと思いました。
迎えてくれた妖怪たちは、まったくもっておかしな妖怪です。
とぼけた顔をしています。
昼間ですから怖くありません。
たぶん、夜に遭遇したら怖いのでしょう。
手作り感満載の妖怪には、ユーモアは感じられますが、怖さはまるでないのです。
怖さを少々期待していたのですが・・・。
旅はいよいよ今回の目的地である大将軍八神社へ。